2015年1月13日火曜日

ニュービーヘッズが重篤に舐められない方法

最近話題のニンジャスレイヤー!気になるけど、長いし複雑そうだし、キャラクター多そうだし、なんか訳わからない作中スラングを使うめんどくさそうなファンがたくさんいるからと読むのを躊躇しているアナタ!
最近ニンジャスレイヤーを読み始めたのはいいけど、ログ全部読んでいないし、内容キャラもあんまり覚えてないし、最新話の実況に参加してウカツなことをいうとすぐにそれは何部のどこそこに書いてあるんだな~とか先輩風をふかせてくるヘッズがいて、面倒くさいなあと思っているアナタ!
そう、アナタです!
そんなアナタに先輩ヘッズを一発で黙らせる方法を伝授します!

「第一部ではどのエピソードが好き~?」
で、でた~~~!!あなたもヘッズであれば一度は聞かれたことがあるはず!
さて、あなたならなんと答えますか?

「やっぱ第一部といえば、ラストガール・スタンディングだよね。ヤモッちゃんの可愛さに一発でやられちゃったよ。平坦ヤッター!フィヒー!!」
ノー!それは典型的ニュービーの答えです!ヤモト・コキはもっとも人気の高いキャラクターのひとり。メディア展開や宣伝でも優遇されており、女の子に釣られてヘッズになった軟派ニュービーだと侮られてしまいます!

「やっぱトーフか、デッドムーンかな。ニンジャもいいけど、非ニンジャが頑張るエピソードが好きなんだ」
第一回投票で上位のエピソードを持ってくるとはなかなか通だなと思わせつつ、派手で注目を浴びがちなニンジャだけでなく非ニンジャをプッシュする。悪くないぞ。

「オハギとか、それからキルゾーン・スモトリかな。とくにキルゾーンは短いながら忍殺の魅力が詰まったエピソードだからね」
渋いエピソードを選んできた。派手さはないし女の子も出てこないが、まごうことなき傑作。これなら小うるさい重篤ヘッズも納得である!

……だが、待ってほしい!オハギやキルゾーンは知る人ぞ知る傑作エピソードであるが、キルゾーンはすでにコミカライズされていることからわかるように有名エピソードである。真の重篤ヘッズはもっと渋くもっとマイナーなエピソードを答えるのです!

「第一部で好きなエピソード?そりゃあもちろん、チャブドメイン・カーネイジだよ!」

そう、違いのわかるヘッズならチャブドメインです!

「チャブドメインには、貴重なスモウの描写があってね。そこにゴッドハンドっていうスモトリがでてくるんだけど、彼はニンジャかもしれないっていわれてて、それも気になってるんだよね」

さらに、さりげないオスモウアピールをいれれば、(((こいつ、できる!!!)))と思われること請け合い!

わからない方にチャブドメインのどこがよいのか解説しましょう。

・オハギのあと、フジキドがユカノの行方を探して情報屋に会いに行くエピソード。
・短くて渋い。
・シーノー ばりに、フジキドが操られて襲ってきた一般市民を殺しまくる。
・その中にはスモトリ崩れもいる。
・フジキドを襲ってきたソウカイニンジャ・インフェクションが自分を犠牲にして部下ヴィトリオールにイクサを託すところが熱い!
・熱いけど部下もフジキドにあっさりやられる!

ここまで読んだ方はもうお分かりかと思いますが、チャブドメインはもっと注目されてもいいと思います。
以上、ステマでした。


2015年1月10日土曜日

考察のここが嫌いだという話

・先日ツイートしたやつの転記


僕の嫌いなその1

それがそのとおりだったとして、物語解釈にどういう影響を及ぼし、世界がどう変わって、恵まれない子どもたちが救われたりするのかどうかどんな意義があるのか常人には理解できないやつ 

僕の嫌いな考察その2
「◯◯が◯◯で…まさか…」
まさか何なのかはっきり言ってほしい。

僕の嫌いな考察その3
仮説が何通りか考えられるのになぜその説を選んだ? 理由は?

僕の嫌いな考察その4
「◯◯は◯◯のメタファー」
メタファーでもいいけど、それは物語の目的にはならない。作者はメタファーするために話を書いてるんじゃないぞ!


・ここからは読者の考察に対して作者が「思ってねーよ」って言った話に関連して……


作者の「思ってねーよ」に対抗するために、批評家は巧妙に「作者は~思った」っていう主語をごまかしていかなきゃならない叙述トリックが求められる

超自然の意図によりこの作品にはこのような解釈が宿った!

『腐海はアニメ業界のメタファー』とかあたかもハヤオがそういうふうに思ってたみたいに書くのはやっぱフェアじゃない。本当にそうならインタビューの内容とか引用してよね?ってなるじゃない。だから超自然の主語が必要…

作者の「思ってねーよ」で論破されるようではレベルが低いんだと思うんだよ。意図してようが意図してなかろうが関係ないレベルにしないと

わたしはこう思いましたって感想文ならいいけど批評じゃダメというか、「このシーンの意味がこうで、この文がこのようなことを表現しているので、だからこういう解釈になります」っていうある程度客観性のある事実の積み上げだよ。作者の意図がこうっていうのではなく、このように見えますね?ということの積み上げ

作者の意図がこうですっていう推測の積み上げではなく、この表現はこう見えますっていう事実の積み上げで論とするのでなくては


・なぜそこまで考察が嫌いになってしまったのか……というと長い話になる


などといいつつ別にそんなに嫌ってない。
まあ、要するに自分が見たいものの方に物語を捻じ曲げるのはやめよう!って話です。
ねじ曲げてもいいんだけど。 せめて捻じ曲げてる自覚はあってほしいというか、作者の意図です!という自分の解釈に対する正当性の付加を勝手に行うのはやめよう。